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善国寺のひめ小判守(ムカデ) 神楽坂

 神楽坂のランドマークとなっている善国寺は文禄4年(1595年)の建立されたと言われます。
その当初より毘沙門天が祀られており、いまも新宿山ノ手七福神の一つに数えられるほど人気を博しています。
この善国寺では、年始め1月の「一の寅」「二の寅」の日にのみ「ひめ小判守」という特別なお守りが授与されます。(1枚1000円)

小判型の御守りでしかも単なる小判ではなく、ムカデが2匹浮き彫りになるデザインです。
袋の裏には、「ひめ小判守」の解説が以下のように書かれています。

「往古より“むかで”は毘沙門さまのおつかいと言われ百の足で福をかきこむことから福百足と呼ばれ、開運・招福のご利益をもたらすことで知られています。
このたび当山では百年振りにひめ小判守を復刻致しました。
皆々様の福運向上をご祈念申し上げます。」


善国寺のひめ小判(ムカデ)

ムカデは「百足」でお足がいっぱいある。
昔はお金のことを「お足」と呼んだので、お足がいっぱいあるムカデ様はとってもお金に縁起のよい生き物とされのです。

この御守りの裏側には、



善国寺のひめ小判守(裏面) 
――――――――――――
  神樂坂
 令百由旬内無諸衰患
南無 開運・厄除 大毘沙門天守
 受持法華名者福不可量
  善國寺
――――――――――――
と刻印されています。

「神楽坂」という地名にはじまり、「善国寺」という寺名で終わる形で、中央には開運と厄除という利益と「大毘沙門天」と神名をしるします。
2行目の「令百由旬内無諸衰患」と4行目の「受持法華名者福不可量」はいずれも、
法華経陀羅尼品第二十六に出てくる文言です。
2行目の「令百由旬内無諸衰患」は、法華の九字で病魔を払う言葉です。
4行目の「受持法華名者福不可量」は、法華の名による福ですら「不可量」であると功徳の大きさを讃える文言です。

日蓮宗の宗派色が感じられる刻印ですね。
お金にご縁のあるムカデ。それを神使とする毘沙門天。
商売繁盛のご利益をお祈りする打って付けの善国寺なのです。

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